念仏撲滅 禅撲滅 真言撲滅 カルト撲滅
法自ら弘まらず人・法を弘むる故に人法ともに尊し
すでに報じられている通り、都議選の結果、自民は結党以来最低の23議席という歴史的大敗を喫しました。
これにより、公明は自民と並ぶ都議会第2党に躍進しました。
自民党の福運が急速に尽きていることは、誰の目にも明らかです。
もとより自民党は、支持母体である神社本庁の意向を受けて、国家主義的政権運営を強化してきました。
さらに、衆参で単独過半数の議席を取り戻すと、連立相手の公明党をないがしろにする態度が目に余るようになります。まさしく本性をあらわにしたのです。
こうなれば、もはや諸天が自民党を守る理由はどこにもありません。
小池知事はもともと自民党出身であり、彼女の都民ファースト結成は、いわば自民一門での「内乱」です。仏法上は、自界叛逆難に相当すると考えられます。
自民党が再生するには、神社本庁(日本会議)という元凶ときっぱり縁を切るしかないでしょう。
ともあれ、今回の結果は、国政の政界再編と自公連立の限界を予期させるものです。
今の流れで小池知事が「国民ファーストの会」を結成して国政に乗り込めば、自民が壊滅的敗北を被ることは明らかです。
特に、小泉進次郎あたりがファーストの党首となれば、一気に政権交代もあり得ます。
こうなれば、公明にとって自民との連立・共闘はデメリットにしかなりません。もし今回の都議選で自民と組んでいたらと思うと、ぞっとします。
国民ファーストが結成された時点で、連立を解消し、都議会と同様、ファーストとの連携を模索する必要が出てくるでしょう。
ガラガラヘビといったら、しっぽを鳴らすことで有名です。
大きな動物に踏まれることを防ぐためだと言われています。
しかし、ガラガラヘビには耳が無いので、自分ではその音を聴くことができません。
無意識のうちに、危険を回避しているのです。まさに生命の妙です。
「使命を自覚できない」とお悩みの方は多いと思いますが、お題目を唱え切る限り、たとえ自分で自覚できなくても使命を全うできます。また、そう信じて祈ることです。
お題目は凡夫にはただの肉声にしか聞こえませんが、実際には三千大千世界(全宇宙)に響き渡り、一切衆生の仏界を活性化させているのです。
戸田先生は「大自然は全体として慈悲を行じている」と語られていました。
地球上のほとんどの生き物は、天敵に食べられることで生涯を終えます。
いわば「食べられるために生まれてくる」のです。
もちろん自分でその使命を自覚しているわけではありませんが、結果としては菩薩行を実践しているわけです。
まして、人界に生まれてきた私たちの使命は重大です。
乳がんで闘病中だった小林麻央さんが亡くなられましたが、彼女は自らの闘病を赤裸々にブログにつづり、乳がんの恐ろしさを世界に啓蒙し続けました。
若くても突然発症し、短期間で死に至るのが、乳がんの恐ろしさです。
彼女の発病を機に、乳がんの検査や予防を心掛けた女性は数知れないはずです。
いわば麻央さんは、自らの命と引き換えに、数え切れない女性の命を救ったのです。
人生の価値は、長短ではなく、使命を果たせたかどうかで決まります。
麻央さんは、まさに貴い使命を全うしての大往生であり、仏法の視点から見ても、成仏は微塵も疑いないでしょう。
仏教徒ではなくても「菩薩界」の人がいる。
見かけは信心しているようでも、心は餓鬼界の人もいる。
「何教徒か」を見るのではない、その人の生命が「何界か」を見るのが仏法なのです。
「法華経の智慧」より