アメリカ海兵隊では、ポジションに関わらず、最高司令官に至るまで、全員に射撃訓練が義務付けられています。
また、どれだけ年齢を重ねて昇進しても、隊員の模範となる逆三角形の肉体を維持することが求められます。体形が崩れたら、どれほど実務能力が高くても、過去の功労があろうとも、除隊を余儀なくされます。
海兵隊にとっての現場とは、銃弾飛び交う最前線です。
「現場で血を流す隊員の価値観」が、組織のトップまで一貫して貫かれていることが、真の現場主義なのです。
デスクワーカーにまで厳しい自己規律を要求するのは、組織運営上非効率かもしれません。
しかし海兵隊は効率を犠牲にしてでも「現場に認められる人材」しか仲間として認めません。官僚の存在を許しません。それこそ彼らが世界最強の実戦組織であり続ける所以なのです。
間違っても、現場のことを現場に丸投げすることが、現場主義ではありません。それなら本部など初めから要りません。本部が本部の仕事をすることは当然です。
ただし、それだけでは官僚主義になってしまいます。簿記も分からない素人が財務省キャリアとなり、教育学部も出ていない素人が文部科学省キャリアとなるような間違いを犯してしまいます。
われら創価学会にとっての現場とはもちろん「折伏の現場」しかありません。間違っても会合ではありません。
「折伏屋」の価値観が、会長まで一貫して貫かれている必要があります。なぜなら学会は間違いなく「筋金入りの折伏の猛者」たちによって築かれてきた団体だからです。間違っても会合屋や選挙屋ではありません。
官僚のような最高幹部、小役人のような現場幹部など、折伏の猛者たちには相手にされなくて当然だし、むしろいないほうがいいでしょう。
創価学会は絶対的に「折伏のための団体」なのです。