今回の都議選では、公明の議席は32で変わらなかったものの、得票数はおよそ73万5000で、2013年の約64万票を10万票近く上回りました!
自民との連携解消と独自の改革路線が、有権者から大きな理解を得た結果だと考えられます。
ただし、有権者数に占める絶対得票率は、約9%に過ぎません。
9割以上の有権者が公明に投票しなかったという事実は、首都の広宣流布がまだまだ道半ばであることを示しています。
巨視的には、10万票は、まだまだ誤差の範囲でしょう。
また、学会の所帯数と比較すると、73万は決して大きな数字とは言えません。
仮に、800万学会員の1割が都内在住とすると、都内に80万世帯はあるはずです。
もちろんすべての選挙区に公明の候補が立っているわけではないし、退転者もいるので、今回投票可能だった会員は、1世帯1票として、半分の40万人と推定します。
この40万人が、平均3人に投票依頼して、全員が公明に入れてくれれば、それだけで160万票出るはずです。
しかし現実は、80万票にも達していないわけです。1人の会員が平均1票もとれていないのです。
しかも今回は、全国の組織が総力で応援に入っています。それでもなお、73万止まりですから、いかに票にならない「自己満F」が多いかが分かります。
1人で10も20も取っている場合は、まずほとんどが無駄ですから、やらないほうがいい。データがハッキリ示しています。
もし1人で10票も20票もカンタンに出せるなら、とっくに比例区で何千万票も取っています笑
学会員は、選挙戦を甘く見過ぎています。
ちょっと頼まれたからといって素直に入れてくれるほど、外部は甘くありません。
常識で考えればわかるはずです。あなだたって、選挙を頼まれたら、その場では快諾するけど、結局行きませんよね?笑
少なくとも、店員に頼んだり、知人を介して玉突きで頼んだりといった苦し紛れのFは、99%が票になっていないと考えていいでしょう。ただの気休めです。
そもそも、こうしたFは非常識でもあり、禁止すべきです。
Fを取る目的は、報告のためではなく、あくまで票を取ることなのです。
最も確実に票を増やす闘いは、「折伏で世帯を増やすこと」です。
折伏をサボったまま票を増やそうなどと、謗法を祈っているから、功徳が無いのです笑
もちろん公明党は大衆政党なので、内外問わず支持を広げる必要があります。
しかし、学会の選挙戦はあくまで「信心としての闘い」です。党とは立場が違います。
選挙戦の間、折伏がストップしてしまうのであれば、選挙は魔です!
折伏しないで、票が増えるわけがありません。また、折伏をサボって策や要領で票を増やしても意味はありません。われわれは選挙屋ではないのです。
選挙戦だからこそ、いっそう折伏に励み、一世帯でも同志を増やすべきなのです。
追記
もし、内票40万という見積もりが過大で、半分の20万だとしたら、それこそ大問題です!
1000万有権者のうち、実質20万人しか学会員がいないわけですから。
全力で折伏を推進し、所帯を増加させなくてはならないことは明白です。
逆に、内票が80万だとしたら、外票はほとんど入っておらず、F作戦は完全にムダという計算になります。
どっちみち「折伏に全力を尽くすべし」という結論に落ち着くのです。