念仏撲滅 禅撲滅 真言撲滅 カルト撲滅
ガラガラヘビといったら、しっぽを鳴らすことで有名です。
大きな動物に踏まれることを防ぐためだと言われています。
しかし、ガラガラヘビには耳が無いので、自分ではその音を聴くことができません。
無意識のうちに、危険を回避しているのです。まさに生命の妙です。
「使命を自覚できない」とお悩みの方は多いと思いますが、お題目を唱え切る限り、たとえ自分で自覚できなくても使命を全うできます。また、そう信じて祈ることです。
お題目は凡夫にはただの肉声にしか聞こえませんが、実際には三千大千世界(全宇宙)に響き渡り、一切衆生の仏界を活性化させているのです。
戸田先生は「大自然は全体として慈悲を行じている」と語られていました。
地球上のほとんどの生き物は、天敵に食べられることで生涯を終えます。
いわば「食べられるために生まれてくる」のです。
もちろん自分でその使命を自覚しているわけではありませんが、結果としては菩薩行を実践しているわけです。
まして、人界に生まれてきた私たちの使命は重大です。
乳がんで闘病中だった小林麻央さんが亡くなられましたが、彼女は自らの闘病を赤裸々にブログにつづり、乳がんの恐ろしさを世界に啓蒙し続けました。
若くても突然発症し、短期間で死に至るのが、乳がんの恐ろしさです。
彼女の発病を機に、乳がんの検査や予防を心掛けた女性は数知れないはずです。
いわば麻央さんは、自らの命と引き換えに、数え切れない女性の命を救ったのです。
人生の価値は、長短ではなく、使命を果たせたかどうかで決まります。
麻央さんは、まさに貴い使命を全うしての大往生であり、仏法の視点から見ても、成仏は微塵も疑いないでしょう。
仏教徒ではなくても「菩薩界」の人がいる。
見かけは信心しているようでも、心は餓鬼界の人もいる。
「何教徒か」を見るのではない、その人の生命が「何界か」を見るのが仏法なのです。
「法華経の智慧」より
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