「未来をひらく君たちへ」より
どんなに立派な計画であっても、実行できないものであれば意味がない。
どれほど壮大なビルディングの設計図を描いたとしても、建築費が無かったり、建築技術がそこまで到達していなければ、その設計図は何の役にも立ちません。
実行できない計画もそれと同じです。
目標や計画は、少しがんばれば達成できる程度のものにすべきです。
決意は決意として、実際の計画は決して無理をしないというのが上手な計画の立て方なのです。
それが確実に実行できたら、少しずつ厳しい計画に変えていけばよいのです。
これは個人で目標を立てる場合もそうですが、特にリーダーに必要な心掛けです。
リーダーが無理な目標を掲げれば、結局は現場に無理をさせることになります。
これでは組織への不信感が募ってしまいます。
学会活動に即して言うと、一律に現場の実態とかけ離れた結集や新聞啓蒙のノルマを割り振るケースなどが挙げられます。
また折伏については、聞法下種も発心下種も功徳は同じですから、対話数を目標とするのが本来の在り方だと言えるでしょう。