新・人間革命「波濤」より
まず、御書を読破していくようにしたい
青年抄より
「一書」や「一芸」に徹しゆくことが、たんにその道に通達するだけでなく、人生全ての分野を包摂する普遍的な世界、あるいは普遍的な知恵を切り開いていく。
御書を大別すると
1.原文(漢文)
2.日亨師による書き下し文
3.教学部による現代口語文
この3つに分けられると思います。
理想的には、自ら漢文を勉強して原文を拝するべきですが、それでは迂遠なので、通常は日亨訳が用いられています。
ただ、現代の青年にはそれも難解すぎるのは確かです。日亨師は幕末生まれの方ですからね。
そこで、
初信の青年にはあえて、口語文から学ぶことをお勧めします。
その方が理解が早いし、誤解のリスクも減ります。通常は解説もついています。
確かに、御書全文の口語訳を探すのは大変でしょう。
そこでまずは
十大部、御義口伝、早勝問答の口語訳をしっかり学んでおくことをお勧めします。
これらの御文が教学の根幹となります。
それと同時に、仏法一般の常識、鎌倉時代の常識を学ぶことも欠かせません。現代人の感覚で読んでしまうと、大きな誤解を生んでしまうこともあり得ます。
特に三代会長講義はしっかり学び続けることです。