創価学会指導集1「各部への指針」より
男子部は勉強をしっかりしていってほしい。
1人1人が一流の青年指導者たちと現代社会のあらゆる問題について、対等に語り合えるような力を持たなければならない。
新聞、そして一流の雑誌等にもよく目を通し、現在、社会でいかなることが問題になっているのか。国際問題はどうであるか。それを解決するにはいかにすべきか。そうしたことを思索していただきたい。
新聞の社説は必ず読み、また一流雑誌の論文等も必ず読んでいただきたい。
大所高所から、日本の政治、社会等を見下ろしていけるように、また、それを変えていくようでなくてはならない。
同じく世界も、そのように見下ろし、世界の動向を変えていく。そのぐらいの見識と力を持っていただきたい。
池田大作全集70 241頁より
政治、経済、教育、文化などのあらゆる学問や実践法を学び、大切にしていくのが仏法の在り方である。
ただ仏法のみを研鑽すればいいというのは偏頗ないき方である。
全集74 214頁より
知性を磨かず、ただ純真という幼児のような心だけでは、縁に紛動されやすく、悪しき権威に利用されやすい。
あまり知られていませんが、日本の総人口の2%は、旧帝大か早慶を卒業しています。(200万以上)
「都市部の男性」では、この比率はさらに高まり、5%に達するでしょう。およそ20人に1人です。子どもを含めての数字です。
つまり、男子部ならばひとつの部に、一流大卒のメンバーが何人もいる時代です。
その長となれば、相応の知性が要求されます。
学歴に関係なく、一流大卒の部員と「同レベル」の会話ができなければ、あなたは幹部として通用しない、相手にされないということです。
昭和の根性論みたいな「とにかく祈ればいいんだ!」などという指導に、彼らがついてくるはずがありません。
これは学会の組織に限ったことではありません。日本全体の変化です。
最近は現役東大生が難関クイズを解く番組が流行っていますが、あれが視聴率を取れるのは、それだけ視聴者の知的レベルが上がっているからこそです。
信心だけ頑張っていれば幹部として通用した時代は、とっくに終わっています。
幹部となれば折伏においても、一流大卒の相手と対話する機会が多くなります。そこで、
「なんだ、創価学会の幹部の知的レベルはこの程度なのか」
そう思われれば、法を下げてしまいます。
男子部であれば部長以上、最悪でも本部長以上は、旧帝大卒レベルの会話に対応できるだけの知性が必要でしょう。
「何が帝大レベルの会話なのかイメージできない」
という人は、その時点で幹部になるには早いでしょう笑
強いて具体例を出すならば、今どき「雑談のネタ」として落合陽一や中野信子、高橋洋一くらい読んでおかないと、お話になりません。
彼らを知らない東大生は、たぶんいないでしょう。
少し古いところでは大前研一や苫米地英人、最悪でも堀江貴文やメンタリストDaiGoです。
これらは、あくまで会話の「基礎知識」です。それで十分という意味ではありません。
以前に比べて、ベストセラーの内容は非常に高度になってきています。大衆向けでもかなり専門性が高まっています。
専門書なら、なおさらです。
今年ならば「日本人の勝算」くらい読んでおかなければ、政治経済を論じる資格がありません。
幹部には、常に最先端の知性が要求されるのです。