創価学会創立者の牧口常三郎初代会長は、偉大な地理学者・教育学者・宗教家であると同時に、現代最高の哲学者でもありました。
その哲学「価値論」は、価値を「美・利・善」の3種類に分けます。
美は嗜好、利は利益、善は正義です。
この3つの価値を創造することが、人生の目的であるとしたのです。
それを実現させるための教育が、創価教育です。
この場合、価値は
「好き嫌い」「損得」「善悪」の、3つの物差しで測れることになります。
そして肝心なのは、好き嫌いより損得を、損得より善悪を優先すべきであるとしたことです。
たとえば、タバコを吸うのは損得より好き嫌いを優先した結果ですし、悪徳商法は善悪より損得を優先した結果です。
優先順位を間違えると、かえって反価値となってしまいます。
3つの物差しと、その優先順位を守ることで、誰もが正しく価値を創造できるようになるのです。
また牧口は、善にも大中小の区別があるとしました。
最高の価値は、大善です。
生涯をかけて大善を追求し続けた牧口が、最後に到達したのが、日蓮仏法だったのです。