創価教育学体系より
個人的生活の指導は家庭本来の仕事と自覚して、学校教育の欠陥を補うことである。
学校の及ばぬところまで学校に一任したから今のごとき生活に即さない欠陥を生じたのである。
牧口先生は学校長という立場にありながらも、学校教育が万能であるとは考えていませんでした。
いわゆる「しつけ」の部分は家庭に責任があるとし、職業教育も学校で学ぶのではなく実際に現場で働くべきであると考えていました。
つまり「家庭」「学校」「職場」など、多様な環境で多様な人間関係に触れることで、より円満な人格を養いうると考えていたのです。
一般に先生は閉鎖的で世間知らずだと言われがちですが、牧口先生は正反対でした。
開かれた視点を持つことが、教育者に必要なことなのです。