希望対話より
勉強すればするほど「冷たい人間」になるのでは、何にもならない。
多くの場合、医師は、患者よりも自分が偉いように錯覚する。
政治家も、国民より自分が偉いように錯覚する。
「人間を見下す人」が高い地位にいるのでは、いつまでたっても、社会は良くならない。
その間違った考えを、ひっくり返さなければならない。
学校の成績には序列がある。
しかし、生命に序列はつけられない。
誰もが「一番」なのです。
それを教えるための学校ではないですか!
劣等感を植え付けるために学校があるのではない。
成績で、人間に上下があるかのように差別するとしたら、大変です。
本来、教育とは「全ての差別を無くすため」のものであったはずです。
しかし現実には、成績・偏差値・学歴による「現代のカースト制度」をもたらしてしまっています。
「生まれつきのカーストと違って学歴は努力で変えられるので、同じではない」
という意見もありますが、結局は「差別を制度化している」という意味において、同じです。
一切の差別そのものを否定するのが仏法なのです。