「未来をひらく君たちへ」より
スポーツは、健全な精神と体をつくるうえで、欠かせないものです。
私は、少年のころから体が弱かったもので、そのことを痛感しています。
少年時代に大事なことは、将来、どのような立場になっても、十分働いていける体をつくっておくことです。
いくら学校の成績が優秀であっても、体が弱くてすぐ寝込んでしまうようでは、大事な時に役に立ちません。
また、頭がいいとか悪いとかといっても、全体観から見れば、そんなに大きな差はありません。
むしろ、体が弱くて、一生を棒に振ったという人のほうが多いようです。
実際の社会では、体が根本だといっても、さしつかえないでしょう。
創価学会指導集1「各部への指針」より
諸君が独創的才能を持ち、無限の英知をもつことができたとしても、身体が健康でなかったならば、その人生は無に帰してしまう。
いったん体力を失うと、その日から人生は灰色になり、どんなに才能が豊かであろうとも、何もできなくなってしまう。
家庭も維持できないし、社会を担って立つこともできない。
「健康こそが人生勝利の第一条件だ」と心得てください。
諸君の学問の道を阻害する第一の敵は病弱である。
私は少年時代、青年時代、病弱で本当に損をした。
その同じ轍を、諸君には絶対に踏ませてはならない、と思っている。
人の一生において、もっとも優先すべきものは健康である。
この指導には、先生ご自身が体が弱く、大変に苦労されてきた経験が詰まっています。
特に成長期には適度な運動が第一で、座学は二の次といってもいいくらいでしょう。
脳も体の一部ですから、体調が悪ければ頭もちゃんと働きません。
成人においても、健康であれ病弱であれ、体調管理は社会生活の基本です。
特に男子部は、お酒、たばこ、夜更かしなどでいたずらに生命力を消耗しないように気を付けましょう!