創価教育学体系より
入学難、試験地獄、就職難等で一千万の児童や生徒が修羅の巷に喘いで居る現代の悩みを、次代に持ち越させたくないと思ふと、心は狂せんばかり
このように牧口先生は、詰め込み受験教育が青少年を苦しめ、害悪になっていることを憂い、様々な教育改革案を提言されました。
半日学校制度は、その一環です。
まず、受験が終われば一生使わないような知識の詰め込みを止め、カリキュラムを半分にまで削減する。
そして学校を2部ないし3部制にすれば、定員も2倍3倍になりますから、受験競争も劇的に緩和されます。
現在、ハーバードでも、学部によっては学力テストを選択制にすると発表するなど、脱・受験の動きは世界の趨勢です。
ようやく世界が創価教育に追いついてきたのです。
まず何より、青少年の悩み苦しみを取り除くこと。それが、牧口先生の信念でした。
ただ単に秀才が育てばいい、いい大学に入ればいいなどという方針ではなかったのです。
青少年の立場に立ってこそ、真の教育改革が可能なのです。