昭和31年の「大阪の戦い」では、5月に過去最高の「11111」世帯の弘教を達成しています。
投票は、わずか1月後の7月頭です。
すなわち
池田先生は、投票の直前まで「いつも以上に」折伏をやらせていたのです。
人間革命10巻を読めば分かりますが、直前まで折伏しかやらせていません。
それでいて、世帯比「370%」という凄まじい票を叩き出し、まさかといわれた当選を果たしました。
この事実は、
折伏で学会への理解を広めることが、最も確実に票になることを示しています。
折伏戦と選挙戦を分けて考えてはいけないのです。両立できるし、両立することが信心の戦いです。
しかし、今の選挙戦では、投票3か月前から折伏を一切やらなくなってしまいます。
折伏などしていたら、叱られるでしょう笑
それだけ選挙に集中すれば、500%や600%の票が出なければウソです。
しかし現実には、せいぜい200か300止まりです。
全ての選挙を調べたわけではありませんが、大阪の370を超えた戦いは、いまだに無いのではないでしょうか。
つまり、大阪の戦いよりはるかに選挙優先で動いている今の方が、票になっていないのです。
これは、選挙戦において、いかに票にならないムダな労力の浪費が多いかを示しています。
8割が形式だと言ってもいいでしょう。
最近では遊説を取りやめるケースも増えていますが、あんな「お祭り騒ぎ」が票になるわけがないので、決断が遅すぎるくらいです。
それ以上に無意味なのが「報告」や「確認」です。
折伏や新聞啓蒙ならまだしも、誰がどの候補に投票したかなど、確認しようがありません。
まして、Fなど本当に頼んだかどうかすら分かりません。実際、報告の半分以上は水増しされているでしょう笑
絶対に裏を取れない情報について、自己申告の報告を取ったところで、その数字に何の信頼性があるでしょう?
報告や確認で票が増えると、本気で信じているとしたら、あまりにも世間を知らなすぎます。
報告通りの票なんて「絶対に」出ないので、あんなものは適当でいいですよ笑
ムダなことで貴重な時間と体力を浪費しないようにしましょう。
こういった無意味な大騒ぎを止めて、その分、折伏に絞ったほうが、はるかに票が出ることは明白です。
そもそも、選挙を折伏より優先させる考え方が狂っています。
年に平均2回選挙があるとして、それぞれ3か月前から選挙体制に入るとしたら、折伏しているのは半年だけです。
それでは、広宣流布がどんどん遅れていくのが当たり前です。
選挙戦の10分の1でも、折伏にエネルギーを使えばいいのに思うのですが苦笑
師を軽んじ、師を忘れ、人間革命すら読まなくなってしまった今の創価学会は、衰退を免れないでしょう。
この運命を変えられるのは、君たち青年しかいません!
君の師匠は池田先生です。組織が師の教えから外れているなら、それを正していくのが弟子としての戦いです。
まずは、人間革命10巻を読み返してみてください。大阪の戦いこそ、選挙戦の永遠の模範なのです。
私たちが世間並みの通り一遍の選挙活動の真似事をしたら、看板、鞄、地盤という名声、金、地盤もない我々の戦いに勝ち目のあるはずはありません。また、そんな汚い選挙をしたいとも思わない。
われわれは選挙のための選挙をやっているのではない。しかし今は選挙、選挙と先走ってしまい、日頃の学会活動なんか、かまっておられるかということになってきた。 信心を邪魔にさえ思い、選挙一辺倒でなければ勝てないように錯覚している。 広宣流布の戦いは広大で長遠です。たかが目先の選挙ぐらいで信心を見失っていてどうしますか。 座談会も地区講義も堂々と開くべきです。家庭指導もさらに活発にやらなくてはならない。 いつの間にか選挙体制にしてしまった組織を、元の信心の組織に戻して、それを強化することが、今一番大切な緊急事だと、私は考えています。
人間革命「展開」より