池田大作全集87 27頁より
「祈り」が根本である。とともに、どんなに祈っても、「努力」がなければ叶わない。
仕事もしないで祈っているだけでは成功するはずもないし、勉強しないで成績が上がるはずもない。
あえて言うなら、祈りだけ、学会活動だけでは、どんな祈りも叶いません。
もし祈るだけで功徳が出るなら、学会員は全員勉強や仕事を辞めて1日中題目を唱えていればいいことになります。
祈るだけで成績が上がって東大に合格でき、仕事をしなくてもお金が入ってくることになってしまうのです。
こういう狂った結論になってしまうのは、「福運」と「功徳」の区別ができていないからです。
もちろん信心すれば福運はつきます。福運がなければ、何をやってもうまくいきません。
しかし、いくら福運があっても、「努力」がゼロなら、やはり何の成果も得られないのです。
「福運」と「努力」の両輪がそろったときに、初めて「功徳」が現れます。
やはり師匠の指導通り、信心と本業の両方に全力で打ち込むことが必要なのです。