たとえば、独身女性の皆さんであれば
「1日も早く理想のイケメンと結婚したい!」
そのように祈っているかと思います笑
もちろん、祈りが早く叶うに越したことはありません。
ただし、結婚が早いということは、「出会いのチャンスを失う」ことでもあります。
結婚後に夫以上のイケメンやお金持ちと出会っても、もう手遅れです。
残りの長い人生を
「あの時、早まらなければよかった…」
そう後悔しながら生きていくことになります。
つまり人間は、独身であれ既婚であれ、必ず不満を抱えて生きているものなのです。
子どもにしても、いなければいないでさみしい人生だし、いたらいたで大変な人生です苦笑
自分の子どもに殺される親もいます。
どちらが幸福とか、不幸とか、簡単に言い切ることはできません。
長生きも素晴らしいことですが、その分、老いや病に苦しむ時間も増えます。
老化を40歳からと考えても、120歳まで生きるとしたら、80年も老いに苦しみ続けるわけです。
そこそこ若いうちにコロッと亡くなるほうが、本人にとっては楽かもしれないのです。
トータルで見ると、「相対的幸福」の量に、それほどの個人差はありません。
だからこそ日蓮仏法では、相対的幸福を、衆生を成仏に導くための方便・通過点と考えます。
人生の真の目的は、自分だけの使命を果たすことです。使命に生き切ることを「絶対的幸福」というのです。