昨日、自民党ハト派のドンとして知られた野中広務元官房長官が92歳で死去しました。
自公の連立は、野中からの要請によってスタートしています。
いわば、公明党が政権に参加するきっかけを作った最大の立役者なのです。
彼自身は法華経に帰依していたわけではないでしょうが、少なくとも日蓮大聖人の立正安国の精神を理解し、実現に向けて協力した、数少ない国主のひとりでした。
その意味で、立派に地涌の使命を果たした人生だったと言えるでしょう。
野中はおそらく、ハト派の衰亡は免れないという見通しを持っており、タカ派にブレーキをかけるためにも、公明党の力が与党内に必要だと考えたのでしょう。
そして現在、ハト派・タカ派といった分類そのものが死語となっています。
もはや、自民党にハト派など事実上存在していません。
自民党、ひいては日本の暴走にブレーキをかけられるのは、もはや公明党だけです。
山口代表もこれまでのあいまいな表現を改め「9条1項2項は変えない」と明言しています。
立憲民主党の躍進は、大衆が改憲に強いアレルギーを持っていることを、改めて実証しました。
しかしながら、来年あるかどうかも分からないようなブーム政党に国を預けるわけにはいきません笑
今こそ公明党は「日本唯一の大衆政党」という立党の原点に立ち返る時なのです。