池田会長講演集第1巻より
隋については、煬帝が、まだ帝位につく前ですが、天台に帰依し、授戒を受けております。
300数十年に渡って分裂を続けてきた中国を統一しているのです。
法華経守護の功徳といえましょう。
隋王朝自体は、長続きしないで滅んでおります。
煬帝は太子時代に天台から授戒を受けたとはいえ、それは利用信心の面が強く、晩年は道士に頼ったりしたこともあげられましょう。
いずれにせよ、迹門の法華経は、中国民衆に根を張り、世界的な唐文化を生み出す本源となったのです。
日本においては、平安時代、伝教大師が法華経迹門の化儀の広宣流布を実現した。
桓武天皇が、六宗の帰依を捨て、天台に帰伏し、華麗な平安朝文化の基礎を築いたのです。
法華経はこの世の一切の根源の法ですから、国家民族の繁栄においても、まず「国主による法華経の信心」が根本になります。
ここに、どうしても学会が政治闘争を回避できない理由があります。
今日においては、総理大臣はもちろん、政治家や官僚、最高裁判事らが日蓮大聖人に帰伏することが、広宣流布の条件となります。
政治家たちが韓鶴子ごときを崇めているようでは、国が滅びて当然です。まさに根本が間違っています。
とりわけ学会は、育てた青年を政界に送り込むことを重視してきました。
時代によって方法は変化しても、原則となる考え方はひとつなのです。