池田会長講演集第一巻より
値段の高い仏壇を買わなければ信心が強情でないなどということは決してありません。
それでは「伽藍仏教」になってしまいます。
仏壇の値段だけで信心の強弱を判断したり、そのように指導したりすることは誤りです。
その分を折伏の交通費等に有効に使った方がいい。
仏壇は本人の趣味で、予算の範囲で選べばいいのであって、当然ながら値段と信心には何の関係もありません。
こうした指導は財務にも当てはまるのではないでしょうか。
「功徳はカネで買えない」ので、財務の額で成仏は決まりません。
1億財務すれば成仏が約束されるわけではないし、「財務しなければ成仏できない」という御書もありません。
成仏が金額次第ならば、大聖人は富裕層しか成仏させてくれない「商売上手」な御本仏ということになってしまいます。本師に対して、これ以上の侮辱はありません。
ゆえに、高額の財務を煽るような幹部は例外なく天魔の遣いであり、徹して組織から追放しなければなりません。
創価学会は営利団体ではないので、カネ集めがしたい人は他でやってください。
そもそも、宗教団体がカネを持て余していたら、その時点でおかしいですよね?
宗教法人は公益法人なのだから、仮に余剰な資産があれば、公益のために余すことなく活用すべきです。
話題の高額寄付についても、もし返還を求められたら普通に返せばいいんです。
もともと善意で寄付していただいたわけですから、返さない理由がありません。
カネの問題で社会と無駄な軋轢を生じたり、奇異な印象を与えるのは愚の骨頂です。
カネ集めが信心ではないのです。
公明党は学会の顔色など気にせず、必要な法整備をどんどん進めるべきでしょう。
全ては御仏智です。これは、学会の金満体質を叩き直すチャンスでもあるのです。