池田会長講演集第一巻より
法本尊を説いている観心本尊抄も、せんじつめると、日蓮大聖人という「人」にきてしまう。
法といえども、結局は人なのです。
人を大地にたとえるならば、大御本尊の功徳は、そのうえに競い咲く草木という関係になるのであります。
三大秘宝といえど、天から降ってきたわけではありません。
蓮祖という「人」が源であることは明白です。
南無妙法蓮華経も、人間の口で祈り唱えるしかありません。人間がいなければ、御本尊とてただの板切れ紙切れです。
人間の信行こそが、本尊を本尊足らしめるのです。
一切法は人が根本であり、人が説き広めるしかありません。
裏を返せば、どんな「法を語るか」によって、その人の価値が決まってしまいます。
まして、組織も人が根本であることは明白です。
間違っても役職とか、財務の額が根本や目的ではありません。
創価学会は永遠に「人間宗」なのです。
一切の草木は地より出生せり、是を以て思うに一切の仏法も又人によりて弘まるべし
持妙法華問答抄