新・人間革命「桂冠」より
重い病で苦しむということは、使命もまた、それだけ深いということなんです。
病苦が深ければ深いほど、それを克服すれば、仏法の偉大なる功力を証明することができ、広宣流布の大きな力となるではないですか。
あなたは、そのために、さまざまな宿業を作り、病苦を背負って、地涌の菩薩として出現したんです。
持病があっても、必ず希望に満ち溢れた、最高に幸福で、充実した人生が歩めます。
外ならぬ池田先生ご自身が、長く肺病に苦しめられてきました。
師である戸田先生も、獄中生活がたたっで全身ボロボロでした。出獄時には体重が半分近くに減っていたほどです。
それでも事実として、師弟で日本一の創価学会を築き上げました。
先日結婚を発表したプロスケーターの羽生結弦選手も、ぜんそくの持病と戦い続けながら、トップスケーターとして活動を続けています。
病を抱えていることと、幸せになれるかどうかは、全く別の話です。
そもそも医学で病気は治療できても、それだけで患者を救うことはできません。
健康になることは人生の最終目的ではないし、健康だから全員幸せとも言えません。
幸せになるためには、あくまで正しい信心が不可欠なのです。