池田大作全集75 68頁より
無理は決して長続きしない。
私も若い頃、ある時、足が腫れてしまった。
なんとか信心で治したい。戸田先生に、そう申し上げると、
「ばかだね、早く病院に行ってこい」(爆笑)
病気を治すのは医師(医学)の仕事である。信心は、病気を治す自身の生命力を強めるのである。
この両者の関係を混同してはならない。
新・人間革命「青葉」より
あなたは、しばらくの間、活動はやめて、ゆっくり療養しなさい。
病魔と闘うということを、甘く考えてはいけない。
新しい未来への出発のために休むんです。それは、決して後退ではない。
病気になったら病院にかかるのが道理です。道理を無視した信心は「狂信」です。
熱心に信心すれば何でもいいというものではありません。
狂信はかえって法を下げ、功徳を消してしまいます。
時には病気になるのも、生命の道理です。信心が足りなくて病気になるわけではありません。
子どもは、大小さまざまな病気にかかりながら、免疫を獲得していきます。
信心の次元においては、様々な病苦によって人間的に成長し、使命を果たしていくことができます。
断じて、病に倒れた同志を軽んじることがあってはならないのです。