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21世紀の日蓮仏法

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池田先生「末法は冥益が中心」

法華経の智慧より


末法は「顕益」ももちろんあるが、「冥益」が中心となる。


「初信の功徳」といって、入信後、当座の悩みが必ず解決する。

それで確信をもって、さらに信心が進めば、今度は前と比較にならない大功徳がある。

それは「生命力が絶対的に旺盛になる」ということです。


生命力が「1」しかない人は、ちょっと何かあると、「2」か「3」の悩みでも、あわてふためいてしまう。

しかし、そんな悩みは、生命力が「100」になり、「1000」になり、「10000」になっていけば、ケシ粒のようなものです。


小さな火なら、風に消える。大きな火なら、風でさらに勢いを得る。


「初信の功徳」は小さな山です。「仏界の生命力」は大きな山です。

「小さな山」から「大きな山」に移る途中には、いったん「谷」を通らなければならない。

それが三障四魔であり、さまざまな障害です。





同じ100万円の借金でも、年収200万円の人と、1000万円の人とでは、実際に受けるストレスは大きく違います。

また、お金はなくとも健康な青年であれば、少しくらい借金があったほうが、かえって働く気が起きるものです。

このように、自らの生命状態によって、障害をどう感じるかは大きく異なります。

まして、生命力そのものが強まれば、生きていること自体が幸せになります。

誰だって、この世に生まれてこられた以上の幸せはありません。それを素直に実感し、感謝すればいいのです。

たとえ死の床にあろうとも、その幸福境涯が崩れることはありません。

それこそが一生成仏なのです。




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