戸田先生は、観音品に即して、法華経の顕益を10種に大別して語られました。
1.災難を逃れられる
2.害を加えようとする相手が現れると、相手が逆にひどい目にあったり、大損するはずが、かえって得したりする。
3.煩悩も悟りとなり、病魔も軽減される。
4.事故に遭ってもケガをしない
5.地位を奪われそうになっても、かえってその相手が地位を失う。
6.人に憎まれていても、憎しみの心が変わってしまう
7.死刑の宿業から逃れられる(刀尋段段壊)
8.冤罪で牢獄に入る宿業から逃れられる
9.悪口を言われれば、その相手が悪口の通りの目に遭う(還著於本人)
10.大嵐にも害を受けない
この仏法は、生きているうちに必ず明確な功徳が現れる信心です。
その上で、三世永遠にわたって崩れざる幸福を築くことができます。
いわば二重に幸せになれる信心なのです。
「現世利益」というと、低次元のように聞こえるが、現実の生活を変革できない宗教では、「力がない」と言わざるを得ない。
「現世安穏」「後生善処」といって、今世も未来世も、楽しく人生をエンジョイするための妙法です。
法華経の智慧より