広布と人生を語る7より 昭和60年3/17指導
御書に「我が門下は夜は眠りを断ち」(970頁)とあるが、それは決して睡眠をとらずに広布に励めということではない。
「自分は信心しているのだから、少々無理をしても大丈夫だ」などと無謀な行動をとることは愚かである。
疲労回復には熟睡がいちばん役立つ。
睡眠不足の場合は頭脳の働きも低下し、説得力もなくなってくるものである。
この御金言が「寸暇を惜しみ」を意味する比喩表現、慣用句であることは、通常の読解力があれば明白です。四悉壇以前の話です。
鎌倉時代には一般的な諺だったのかもしれません。
夜寝たら成仏できないのであれば、学会員は全員昼夜逆転生活しなければいけません笑
道理に沿って考えれば、誰でも分かることです。
しかしこれほど大勢の幹部がいると、中には頓珍漢な誤読(直読)をする者も出てきます。
特に多いのは「強いて」を「強引に」「無理やり」と誤読し、無理やり会合に連れ出すパターンです。(正しくは「あえて」の意味)
安易な直読は、かえって御書の真意を歪めてしまいます。
池田先生は一見御書を否定するようでいて、実際には御書の正読を指導されているのです。
また、事実として先生が90代でもお元気なのは、この健康法が正しかったことの、何よりの実証でしょう。
間違っても、睡眠時間を削ることが強信ではないのです。そんなものは小乗経にも劣る外道の苦行です。
和合僧の中に仏法と偽って苦行を弘める者がいたら、地獄行きは間違いありません。また、そうした「六師外道の末裔」を放置する者も与同罪となるため、どれだけ題目を唱えようと功徳は無く、逆に地獄行きです。