日蓮仏法では、南無妙法蓮華経の題目そのものが本尊であると説きます。
これは、人間が唱えるしかありません。
したがって、
題目を唱えるあなたの口そのものが、仏となります。
唱題のために息継ぎをする鼻そのものが、仏となります。
自らの唱題を耳にすることで、耳そのものが仏となります。
御本尊を拝する目そのものが、仏となります。
腹から声を出すことで、五臓六腑が仏となります。
御本尊に向かって合掌する手が、端座する足が、そのまま仏となります。
御本尊に頭を下げて礼拝することで、頭が仏となります。
あなたの五体そのものが、三大秘法の当体なのです。
お題目を唱えるあなたは、全宇宙の本尊そのものであり、三千大千世界の諸天善神から守られるのです。