昭和42年、バチカン市国の駐日大使だったベステンベルク大司教が創価学会本部を訪れ、池田先生と会見しています。
これが、日蓮仏法とカソリックとの、本格的な対話のスタートでした。
世界に仏法を弘めていく上で、世界最大の宗教であるカソリックとの対話は、絶対に避けて通れません。
昭和50年初頭には、ローマ教皇パウロ6世より、池田先生との会見の申し込みがありました。
カソリックにおいては、聖書の解釈は教皇だけが変更できるとされています。
教皇が日蓮仏法に理解を示し、教義を一部でも変更したとするなら、世界広布は大きく前進したことになります。
本来、20世紀の最も重要な仏法対話となるはずでした。
しかし宗門は、学会から報告を受けた翌月、突如としてこの会見に難色を示しました。
おそらく、教団トップの日顕を差し置いて、池田先生が会見相手に選ばれたことに、醜い嫉妬を燃やしたのでしょう。
先生は僧俗和合のため、やむを得ず会見をキャンセルされました。
学会がここまで発展したのは、歴代法主の祈りと教導があればこそです。
学会が世界に評価されることは、宗門及び法主の功績となるのに、日顕にはそんな道理も理解できなかったのです。
まして、学会を否定することは、歴代法主の功績をことごとく否定することと同様です。これ以上の師敵対はありません!
学会では今でも、歴代法主への感謝を忘れず、日亨上人ご編纂の御書を根本とし、日昇本尊や日達本尊を大切に御安置しています。
変節したのは宗門だけであり、学会の僧俗和合の精神は、創立以来全くぶれていません。
今の大石寺に、日蓮正宗を名乗る資格はありません。
もはや、日蓮正宗は創価学会の中にしか存在しないのです。