2002年1/8に開かれた本部幹部会では、26年前の若き日に入信して以来、485世帯もの個人折伏を成し遂げたリオデジャネイロの支部指導員の婦人が、池田先生より紹介されています。
夫や3人の子どもと合わせると、弘教数は730世帯を超えます。
息子さんのひとりは方面長を務めています。
氏名が不明なのは残念ですが、こうした母こそが現実に広宣流布を進めてきたのです。
特に、女子部やヤングミセスの青年部時代に立ち上がっているケースが多いことに注目です。
青年たちが目指すべきは、ご立派な役職などではなく、このブラジル広布の母のような「筋金入りの折伏の闘士」なのです。
このご婦人でさえ、役職は「指導員」であり、いわゆる「長」ではありません。
大人の世界では、長の肩書をもらうことは、決して容易なことではないのです。定年まで真面目に勤務しても、主任止まりで、1人の部下もつかないサラリーマンは大勢います。
男子部の場合、部幹部以上から「長」ですが、世間知らずの若者を簡単に昇格させて、長になることを安易に考える風潮を植え付けたら大変です。
組織でご立派な役職がついているのに、職場で1人の部下もいないというのでは、明らかに信心が曲がっています。また、人事評価にも問題があります。
男子部の部長、本部長が、みんなバイトリーダーや派遣社員だったら、とてもメンバーのお手本にならないし、学会の信用も失われてしまいます。
青年部は、フリーターの暇つぶしサークルではありません!
普通の会社員であれば、真面目に働いていれば、年々部下が増えていくのは当たり前です。
実社会においても、正規雇用は当然として、部下を何人も指導するくらいの立場でなければ、とても幹部にする資格はないでしょう。
青年を「甘やかさない」ために役職が存在するのです。