聖教新聞2016/12/16社説より
私の恩師、戸田第二代会長も晩年、「君たちの方が私に教えてくれ」と言っておりました。
大学者の先生が、無学な一介の青年たちに、です。
その心に感動し、自分も生涯、同じ心でいこうと決めました。
「青年に学べ」は、学会の伝統です。
そこに永遠の「進取」と「進歩」の軌道があると信じます。
日興遺誡置文にも、
一、弘通の法師に於ては下輩爲りと雖も、老僧の思ひを爲すべき事。
と、明確に記されています。
「青年に学べ」は、仏法の根本精神なのです。
年功序列は惰性であり、信心の組織にとっては敵です。
具体的な実践としては、座談会の担当に青年部の幹部を呼ぶといった試みが挙げられます。
また青年部においても、折伏や教学で突出した力のある人材は、年齢経験に関係なくどんどん大幹部に抜擢しなくてはいけません。
池田先生は班長からスタートしましたが、3年後には参謀室長として、折伏戦の総指揮をとられています。
人事はスピードが命です。
青年が先頭に立ってこそ、学会です。
「後輩を自分以上の人材に」
「先輩をどんどん追い抜いていけ」
が、学会精神なのです。