青年抄より
人は、誰も皆、生まれてくるときも一人、死んでいくときも一人である。
結婚するかどうか等で、幸福は決まらない。
結婚すれば成仏できるとか、離婚したら成仏できないとか、そんな教えは仏法にありません。
蓮祖は生涯聖僧で在られました。
一般論としても、結婚そのものではなく「誰と結婚するか」が大事です。
当然、結婚しないほうがいい、すぐ別れたほうがいいケースはいくらでもあります。
なおかつ、それは長い目で見ないと分からないものです。
夫に殺される宿業を持った人が、結果として結婚しなかったなら、それは大功徳ですが、凡夫にはなかなか分からないものです。
表面で同志を見下したり、嫉妬したりするのは、あまりにも愚かでしょう。