新・人間革命「敢闘」より
私は、傲慢な幹部たちが堕ちていく姿を、いやというほど見てきました。
皆、最後は惨めです。仏罰に苦しんでいます。
地を這うように、懸命に走り回るんです。
勇ましく号令をかけることが、信心だなどと、勘違いしてはならない。
模範の一兵卒たり得てこそ、広布の大リーダーの資格がある。
かのナポレオンは、自ら先頭に立って突撃し、戦況を逆転させたことが何度もありました。
大将自らが一兵卒として、最も危険な最前線に飛び込むことこそ、ナポレオン軍の強さの秘訣でした。
信心の組織で言うなら、幹部こそが率先して折伏や家庭訪問、新聞配達など、最も困難な戦場に飛び込むことです。
間違っても、結集ノルマを割り振ったり、大きな会合で偉そうに指導することが、信心ではないのです。