池田大作全集73 193頁より
「現場こそ師匠」なのである。そこに学ぼうとしない指導者には成長がない。必ず行き詰まる。
そういう人についた人(後輩)も、同じく軌道を誤る。
折伏や家庭訪問の現場に入らない幹部を相手にしてはいけません。
また、信心とは本来「人に依る」ものではありません。
幹部の役割は、メンバーを「大聖人につける」ことであって、自分につけることではありません。
もし、後輩を自分につけようという幹部がいたなら、その時点で「派閥」であり「破和合僧」です。
断じて叱り飛ばしていきましょう。
成長しない先輩が前にいるのは、ノロノロ運転のトラックが前につかえているようなものである。(爆笑)
のびのびと動けない。成長も抑えられる。
どうしても組織の新陳代謝が必要になる場合も出てくる。
(まして)止まっていたり、バックしていたのでは、後に続く人は苦しむばかりである。
過去の経歴や立場が偉いのではない。今、どれだけ成長しているか。前進しているのか。
今の学会が停滞している最大の原因は、
「折伏できない幹部が惰性で何十年も居座って指導を続けている」
ことに尽きるのではないでしょうか?
せっかく折伏できる青年が出てきても、何年も「会合屋」「選挙屋」として訓練されているうちに、どんどん折伏が苦手になっていってしまいます。
幹部の頭数ばかり増やしても、かえってマイナスです。
しっかり任期を設けて世代交代を止めないようにし、また、一定期間折伏を決めていない幹部は原則交代とすべきでしょう。
また停滞している先輩のもとで、ただ批判し、グチをこぼしていてもつまらない。自分が損である。
「和」を尊重しつつも、言うべきことは明確に言っていく。そうした強く賢明な皆さまであっていただきたい。
和合僧とは、単なる仲良しグループではありません。
「法を中心とした」団結です。
したがって、中心者が先生の指導に反した方針に流れている時には、あえて和を乱し、「強いて説き聞かす」ことも必要です。
地元幹部が聴く耳を持たなければ、学会本部に通報しましょう。
地元組織が「派閥化」しようとしている時に、本部に知らせないのは、与同罪です。
もちろんそれには、あなた自身がしっかり法に精通している必要があります。
学会が全ての会員に御書学を奨励しているのは、おかしな幹部に組織を破壊させないためでもあるのです。