部長の役割は、後任の部長を育てることではありません。
それは単なる現状維持であり、惰性です。
部長の役割は、後輩を次の本部幹部・区幹部に育てることです。
自分が25歳で部長になったのなら、後輩を20歳で本部長に育てるのが、真の人材育成です。
後輩から指導を受けるようになって、ようやく一人前です。
池田先生は23歳で戸田先生から後継者に指名され、26歳で青年室長に就任しています。
青年室は、会長の支持を受けることなく独自の判断で組織を指導していました。すなわち青年室長とは、事実上の会長代行です。
この実践を通じた訓練があればこそ、池田先生は32歳で会長に就任できたのです。
人材育成は電光石火が命です。10年も20年もかけていたらすぐ壮年になってしまいます。
広宣流布を進めるには、若くて有能な人材が「今以上に」必要です。
牧口先生の会長就任は59歳、戸田先生は51歳、池田先生は32歳。
学会のリーダーは、世代を経るほど若く、優秀になっていかなくてはなりません。
今、それができていないから、世帯が減っているのです。まずは中核となる青年リーダーの育成が第一です。
青年・後輩を師匠と同様に尊敬し、信頼するのが仏なのです。