戸田先生は、学会創立の時点から運営資金の一切を担われ、かなりの規模になるまで、他の会員には決してお金を出させませんでした。
これはやはり「お金を出している(つまり、お金持ちの)会員ほど偉い」「お金で功徳は買える」という心得違いを、組織の中に生み出さないためだったと思われます。
仏道修行の本道は、あくまで自行化他に渡るお題目です。
どれほどの金額を財務しても、その代わりにはなりません。
もし
「自分はこれだけ財務しているのだから、勤行や折伏する必要は無い」
そのように考える会員がいたとしたら、どんな大幹部だろうと、彼はすでにその時点で退転しています。
財務はあくまで、これまで頂いた功徳の恩返しとしてするものであり、信心の曲がった人間が財務だけやっても功徳はありません。
あなたを成仏させる力があるのは、役職でもお金でもなく、お題目だけなのです。