新・人間革命「暁鐘」には、カナダ広布の第一歩の模様が記されています。
1960年、池田先生は、カナダのトロントを訪れました。
当時、カナダに法華信徒は存在せず、出迎えたのは、未入信の新婚夫人、テルコ・イズミヤ(仮名)ただ1人でした。
彼女は日本在住の学会員の母に頼まれ、いやいや先生を出迎えたそうです笑
先生はその場で仏法を語りましたが、強引に入会を勧めることはありませんでした。
しかしこの対話が機縁となり、1年7か月後、イズミヤさんは自ら法華経に帰依します。
真心の下種は、いつか必ず開花する時を迎えます。無理にその場で入会させる必要はありません。
他ならぬ池田先生ご自身が、カナダの「一粒種」だったのです。先生は文字通り、手作りでSGIを築かれてきたのです。
広布のリーダーに求められるのは、1にも2にも「折伏力」です。折伏を「やらせる」幹部など、学会には1人も必要ありません。
21年後に先生が再びカナダを訪れた時には、1000人の同志が結集するまでに拡大しています。