「若き指導者は勝った」において、大阪の戦いにおける池田室長のエピソードが紹介されています。
室長の御書講義に、青年部の幹部がだらけた態度で遅刻してきました。
室長は、その場で彼を厳しく叱りました。
それから正面に向き直ると、参加者には穏やかな様子で
「これは幹部に言っているんです。あなたたちにではありません」
と、講義の中断を詫びたそうです。
このように師匠は、一般会員と幹部の指導には、明確な差をつけていました。
責任が異なる以上、当然です。
特に、幹部の悪い面は組織全体に広がってしまうので、すぐに芽を摘まねばなりません。
それが幹部を「悪口罵詈」「怨嫉」したことになるなら、師匠は最初に地獄行きです。
そんな道理も分からず、批判を封じようとする幹部は、もはや弟子でも何でもありません。天魔の遣いです。
幹部や議員は、立場上厳しく言われても仕方ないし、また周囲も「あえて」言わねばなりません。
会員を守るための幹部です。会員にかばってもらうような幹部は、学会に不要です。
不適格な幹部や議員がいたなら、君たち青年がどんどん糾弾し、時には組織から叩き出していくのです。
間違っても、幹部に褒められることを目指すような、幼稚な青年ではいけません。
「師匠と同じように戦う」ことが、弟子の道なのです。