若き指導者は勝ったより
池田部隊長「組織が古くなった時には、どうしたらよいでしょうか」
戸田先生「何らかの形で刷新し、時期が来たら、すぐに組織を作るのがいいだろう」
事実、戸田先生は、創価教育学会を「創価学会」として再編し、池田先生も縦線組織から横線への大改革を行いました。
それはまさに「創造的破壊」と呼ぶべきものでした。
世の中が動き、人材も入れ替わる以上、組織は必ず古くなります。常に再出発を繰り返していかなければ、必ず時代遅れになります。
変化できない組織は、もはや死んだ組織です。
いまどき、10年前と同じ組織編制のままなどという会社は、まず生き残っていないでしょう。
特に、役職者が増えすぎるのは、顕著な組織老衰のサインです。
それをリセットするためにも、組織はこまめに再編し、最適な幹部数に戻さなくてはいけません。
さもないと、中心者が多すぎて、かえってまとまらなくなります。
一隻の船に、舵は2つも3つも要りません。
特に今後を考えると、「男女組織の統合」は避けられないでしょう。
今の時代、組織が男女別編制であることは、それだけで奇異な印象を与えてしまいます。
令和の青年は学校もサークルも職場も全て男女一緒という環境で生まれ育っていますから、距離の取り方も心得ています。
今さら、同性だけの組織に入りたいとは思わないでしょう。
いまや、管理職となれば、様々な年齢の異性をマネジメントしなければなりません。
つまり、今の男子部でどれだけ訓練を受けても、実社会には通用しないということです。
「昭和式」の最新訓練が、令和に通用するはずがありません。
初代ファミコン用のソフトを、2024年に新発売するようなものです(笑)
何より、組織統合は、不適格な幹部を一掃する好機です。
古い建物の上に、新しい建物は作れません。
生き残るためには、組織は常に「壊し続けなければならない」のです。