創価教育学体系より
教育改革案として、吾人は半日学校制度をもって最も適当と信ずるものである。
能率増進の目的を以て教授法の改革を計り、従来の一日分を半日で修せしめることを前提とする。
試験のためのにわか暗記で、後では大部分忘却しても良いような知識は、思い切って低減することができると思う。
国家経済の大眼目から校舎及び教師の労力を午前、午後及び夜間と二部乃至三部に利用し、以て現在の学校の門に殺到する多数の学生生徒を収容して所謂試験地獄の一掃を期し、校舎に要する費用の負担を軽減すること
自宅で学習させるような方法ができるならば一定の時間、教師が付いて居て指導する必要もないことになろうというのである。
将来は各学科に一人の教師が必ずいなければならぬという今の制度は改まり各学校共に重要なる数人、あるいは数学科に一人というように教師が配置されて総体の生徒を指導し、試験するという風になっても相当の成績を挙げうることになりはせぬか。
この時代は教育の経済上からいってもやがて来るべきものであると余は信ずるのである。
女学校の一日制度などに至っては考えてみればむしろ滑稽の至りである。
家事の教育を主となすのに、わざわざ家庭と隔離しておいて、家事科なんぞと断片的な抽象的な知識の屑の寄せ集めを注入暗記させているとは何という矛盾であろう。
近頃ラジオの英語講座があるが、これこそ家庭講座に置いたら如何。
女子高等師範出身者をアナウンサーにして置いて、婆さんも娘もたすきをかけて号令で以て働くようにしてみたら如何。それこそいわゆる家事の生きた稽古
第6波により、再び分散登校・リモート学習が強いられています。
公明党の10万円給付案は、こうした事態を見越してのものです。各家庭の負担増は免れません。
第7波、第8波も、学校がエピセンターになると予想できます。
冬は特にコロナが感染しやすいため、3学期の登校制限はこのまま日本社会に定着する可能性があります。
もちろん戦前から学校は各種感染症のエピセンターでした。牧口先生は学校の「密」を回避する必要性を、当時から訴えられていました。
ようやく、時代が創価教育に追いつきつつあります。