すでに報じられている通り、山口君が次の代表選に出ないことが決まりました。後任は石井啓一幹事長と見られています。
72歳という山口君の年齢を考えれば、いつ引退してもおかしくなかっただけに、今さら驚きの声もありません。
基本的には「現状維持」でしょう。
石井君もすでに66歳の「高齢者」であり、党が規定する定年68歳を目前にしています。本来、引退すべき年齢です。
とても「世代交代」が進んだとは言えないでしょう。
また現実問題として、支援者自体が高齢化しているため、世代交代を進めるのはリスクが高いことも事実です。
今や支持母体の創価学会は、70代の活動家に支えられているのが実態です。選挙の顔となる代表も、同世代のほうが手堅いといえます。
ちなみに山口君も石井君も東大です。学歴で人事を決める「官僚根性」も相変わらずです。
ともあれ現状維持を続ける限り、青年の公明党離れは止まらないでしょう。
「高齢者による、高齢者のための政党」になるしか、公明党が生き残る道は残されていないのかもしれません。