ピーター・ドラッカー「現代の経営」より
仕事オンリーでは、組織だけが人生であるために、組織にしがみつく。
退職の日を延ばすために、若い人たちの成功の妨げになってでも、自らを不可欠な存在にしようとする。
読売はナベツネが、フジは日枝が、いまだトップに君臨しています。
今回の都知事選も、70を過ぎた小池が、そのまま再選されそうな情勢です。
引き際を見失い、地位にしがみつく老人ほど醜いものはありません。
「まだできるから続ける」のは間違いです。あなたが引退を5年延ばせば、後継者の時間を5年奪うことになります。
生涯現役とは、決して死ぬまで地位にしがみつくことではありません。
学会の役職においても、世代交代は決して止めてはいけません。
役職はあくまで一時の方便であり、来世に持って行けるものではありません。
最後は全ての役職を後進に引き継ぎ、一兵卒として個人折伏に徹するのが、真の意味で、信心の集大成でしょう。
役職がなくなったくらいで信心を失うとしたら、あなたは最初から「役職教」の信者にすぎず、仏法者ではないのです。そんなニセモノが幹部として指導していたら、むしろ有害です。
誰もが裸一貫で生まれ、死んでいきます。役職という幻を実相と勘違いしていたなら、地獄の臨終は避けられないでしょう。