世の中カネが全てですから(笑)命より大事な「現金」を仏壇にお供えするのは、当然ではないでしょうか?
もちろん、御書にお供えについての具体的な指導はありません。そもそも化儀の修行なので、時代や文化によっても変わってきます。
その上で、現金のお供えは、やはり不適切となる可能性が高いでしょう。
なぜなら、現金が供えられている様子を世間から見た場合、「下品」な印象を与え、法を下げてしまうからです。
仏法者は常に、社会に与える印象に無頓着であってはいけません。
さらに踏み込めば、御本尊 = 大聖人の御前に現金を積むのは、買収にも通じてしまいます。
蓮祖は、カネ目当てに立宗されたわけではありませんから、かえって侮辱となる恐れもあります。
功徳は、お金で売り買いできるものではありません。カネを積めば何でも通るという生命そのものが、もはや成仏から外れています。
間違っても、カネ集めが宗教ではないのです。