御本尊の下部には、法華経の虚空会に登場しないはずの天照太神や八幡大菩薩が記されています。
これは「随方毘尼」の法理を示しているものと拝されます。
天照八幡は、「外道の諸天」の代表だと考えられます。八百万の神々はもちろん、キリスト教の天使などもこれに含まれます。
これらの諸天を信仰の対象とするのは間違いですが、法華経の守護者としてなら排除しなくてもいいと、大聖人は考えられていたのでしょう。
御在世当時には、法華宗に入信する神主もいました。彼の神社では、神札を捨てて御本尊を御安置していたと考えられます。
入れ物に罪があるわけではないので、謗法払いで神社や神棚を壊す必要は無いのです。ただ神体を取り除けばいいのです。
狛犬なども、単なる飾りなので、謗法とはならないでしょう。神社で狛犬に手を合わせる人はいないはずです笑
創価大学にも、かの有名な女神と印刷工の像があります。これも信仰の対象として設置されているわけではないので、謗法とはなりません。
広宣流布の暁には、世界中の仏像や神像が、貴重な美術遺産として手厚く保護されることになります。
天照八幡には、大聖人の寛容の精神が象徴されているのです。