日々の勤行の目的は、大宇宙と自分自身(小宇宙)のリズムを一致させることにあります。
杓子定規にとらわれる必要はありませんが、原則としては、勤行は毎日決まった時刻にすることが望ましいでしょう。
その方が、日の出・日の入りという天地のダイナミックな脈動と、自己の生命の脈動を合致させやすいからです。
もちろん組織として週間リズムを作ることもいいのですが、中心者のリズムが大宇宙とズレている場合、組織が宇宙のリズムとズレることになるので、かえってマイナスに働きます。
まず、中心者がきちんと自行を実践していることが根本です。
日本人にとって、最も大宇宙のリズムを実感しやすいタイミングは、やはり元旦です。
バースデイなどは個人的なので、世界が同時にニューイヤーを祝う元日の方が、より宇宙リズムを意識しやすいでしょう。
一年とは、地球が太陽をぐるりと一周する期間です。これほど雄大な宇宙の営みを実感できる日は、元旦以外に無いはずです。
したがって、元旦の勤行・祈りこそ、一年で最も重要な祈りなのです。良くも悪くも、その年の原点となります。
まず1年間の誓願、そして生涯の誓願、さらに三世永遠の誓願を、併せて祈って参りましょう!