安倍総理が、頸髄損傷で入院中の谷垣幹事長の続投を断念したと伝えられています。
政治活動どころか、このまま一生寝たきりでもおかしくないほどの重症ですから、やむを得ないでしょう。
自民党の幹事長といったら、いわば「国主」のひとりです。その国主がこれほど悲惨な事故に遭うというのは、自民党の長い歴史の中でも、そう滅多にあることではありません。
大罰の現証と考えざるを得ません。
なぜ諸天は、谷垣氏の権力を、これほど過酷なやり方で剥奪したのでしょうか?
谷垣氏は安倍総理に先立ち、現職の自民党総裁として靖国神社に参拝しています。
実は、国家神道の熱烈な信奉者なのです。
自民党と神社本庁がかつて無いほど親密な関係を築いたのも、谷垣総裁の時代です。
それまで神社本庁は「支持団体のひとつ」にすぎなかったのが、谷垣時代に「事実上の支持母体」となっています。
話題の右翼連合組織・日本会議も、実質的に牛耳っているのは神社本庁です。他の参加団体とは規模が比較になりません。
現在も谷垣氏は、
「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」
「神道政治連盟国会議員懇談会」
「日本会議国会議員懇談会(相談役)」
「京都遺族会(会長)」
などに所属しており、長年、神社と英霊のために尽くしてきた大功労者です。
その貢献度は、歴代総裁の中でも突出したものがあります。
にもかかわらず、靖国の英霊は、谷垣氏を見捨ててしまったのです。
もちろん年齢と共に体が不自由になることは自然であり、それ自体がただちに不幸であるとは言えません。
しかし、もし英霊が谷垣氏を守ってくれるのなら、せめて任期を全うするまでは、どうにか活動可能でいられたはずです。
よりによって幹事長という重責の真っただ中に、志半ばで政治生命を絶たれ、体の自由まで奪われたことは、英霊とやらが谷垣氏を守ってくれなかった、何よりの証でしょう。
靖国に合祀されているA級戦犯たちは、間違った戦争を進めて日本を破滅させたあげく、デス・バイ・ハンギング(絞首刑)で頸髄を破壊され、死亡しています。
谷垣氏も、自民党の右傾化を進め、消費増税を強行して現在までデフレを長引かせたあげく、戦犯たちと同様、頸髄を破壊されました。
これは、断じて偶然の一致ではないのです。
戦犯を熱心に拝み続ければ、戦犯の生命に感応し、同じような末路を辿ることになります。
これが靖国を、国家神道を長年信じ続けてきた結果です。
誤った宗教は、人生を滅ぼすのです。