若き日の日記1957/10/24より
日昇上人の御通夜ー総本山。
夜、7時よりー客殿で御通夜の儀式。
1時間ごとに導師が交代ー明朝、5時まで、勤行回向とのこと。
これはまさしく10時間唱題会であり、後に学会で流行ったのも、ここにルーツがあると考えられます。
法主の通夜は宗門にとって最重要の儀式であり、類似の儀式を信徒が思い付きで企画していいものではないでしょう。
そもそもこれは丑寅勤行等と同様、あくまで総本山特有の儀式であり、在家が「参加」することを認められても、「主催」するべき性質のものではありません。
もちろん、個人が何時間唱題しようと自由です。しかし、組織で号令をかけて実施するのは次元が異なる話です。
もとより御書には「唱題会やリレー唱題をやらないと成仏できない」という指導はありません。
唱題会の主催はくれぐれも慎重に、常識や道理から外れてはならないでしょう。