法華経安楽行品第十四には「常に坐禅を好んで」とあります。
また分別功徳品第十七には「常に坐禅を貴び」とあります。
もともと坐禅は古代インドで広く行われていた修行法であり、釈尊が元祖ではありません。
ヨガでは「蓮華坐」と呼ばれ、基本的なポーズのひとつです。
仏法では修業の一環としての坐禅を否定しているわけではありません。ただ、禅宗では坐禅以外の修行を一切否定しており、立場が根本的に異なります。
法華経に説かれる坐禅と、法華経を否定する禅宗の坐禅は、形は同じでも中身は全くの別物です。
また坐禅はあくまで文上の法華経に説かれる正法時代の修行であり、その功徳は全て「南無妙法蓮華経」の唱題行に含まれます。
したがって、末法において坐禅を組む必要はないのです。