蓮祖が伊豆に流罪されると、まだ少年だった日興上人はいち早く馳せ参じて常随給仕し、同時に周囲の折伏に励まれました。
真言宗の高僧だった金剛院行満もわずか15歳の日興上人に破折され、行満はこの少年を開山の祖として仰ぎました。
蓮祖がいかに早くから興師の資質を見抜き、早期から鍛え上げていたかがうかがえます。
折伏は年齢ではありません。
結果を出せていない幹部や先輩など、相手にする必要はありません。
青年は折伏で立つべきです。
折伏の根幹は、法論です。いかに人柄がよくても、邪宗邪師を理路整然と破折できなければ、仏法者とは言えません。
ゆえに教学が必須なのです。わが富士門流の教学は、どこまでも折伏のための「闘魂の教学」なのです。