池田会長講演集第3巻より
学会員でありながら、学会本部を知らない人がいれば、私はわびしいと思う。
本部になじみをもっていく。
「我々の本部だ」という気持ちで来ていただきたいのです。
男子部は必ず卒業の時がやってきます。
また、引っ越せばそのたびに地区も変わります。
結局、生涯にわたって変わらないのは、本部との関係だけなのです。
またその自覚が、派閥の発生を防ぐことにもなります。
人の移動が少ない地方では、長く一か所にとどまっているだけの幹部が「主」みたいになってしまうことも多く、特に注意が必要です。
そうした淀みを防ぐためには、会長はじめ最高幹部が組織の隅々まで足を運び、「本部から最前線に近づいていく」ことです。
師匠がどれだけ国内外をくまなく歩いたか、とても語り切れません。
会員が本部を他所のように感じているとしたら、それは本部の責任です。
学会員であるという自覚が第一であり、一時の所属組織は方便に過ぎません。
全会員が「本籍は本部」という自覚を共有することこそ、和合僧を守る基盤なのです。