真空中では、粒子と反粒子が常に対生成と対消滅を繰り返していることが知られています。
これは、物質の「存在確率」が常に50%であるからだと考えられます。
物質(反物質)は存在していても、していなくても、どちらでも構わないので、結果的に現れたり消えたりするのです。
まさに、仏法が説く「空」を、現代の観測技術が証明したといえるでしょう。
同様に、宇宙そのものも、存在確率は常に50%だと考えられます。
おそらくは「+宇宙」と「-宇宙」が無限に対生成され、それ以外に「ゼロ宇宙」「虚数宇宙」なども存在するでしょう。
宇宙そのものが数限りなく存在する(マルチバース)のも、やはり仏法の世界観です。
科学・数学が発展するほど、仏法に接近していくのです。
生命の存在確率も、やはり50%と考えるのが自然です。
具体的には、あなたがこの世に存在する確率は、常に50%です。
しかし、現にあなたは存在していますから、確率100%となり、数学的に矛盾しています。
なので「あなたがいる宇宙」「あなたがいない宇宙」が対生成されたと想定すれば、この矛盾を解消できます。
どちらかの宇宙にはかならずあなたが存在し、もう一方には存在していないのです。
ところが、あなたの寿命が尽きてこの世から姿を消すと、両方の宇宙にあなたが存在しないことになり、存在確率0%となります。
こちらも、確率的に矛盾してしまうため、死と同時に、必ずどちらかの宇宙に生まれてこなくてはいけません。
ゆえに、生命は死によって終わることなく、永遠に続いていくと考えられるのです。
仏法は数学が発展していない時代に宇宙を説いた系であるため、そのままの表現だと、現代人に対しては、どうしても説得力を欠きます。
諸天善神をそのまま信じる現代人は、まずいないでしょうからね。
数学的に仏法を証明していくのは、これからの時代に絶対必要な化儀でしょう。
また、数学・科学がそこまで進化してきたのは、地球の広宣流布が進む瑞相といえます。
今回の証明はごく原始的な試みです。この先は君たち青年が、より完成された証明を実現していってください!
21世紀の日蓮仏法は、君たち青年の手で築き上げていくのです。