未来対話より
今は「KY(空気を読めない)」と言うんだっけ?
だけど、空気ばかり読んでいては、誰だって疲れちゃうよ。
「人は人。自分は自分」という、きっぱりした誇りを持つことだ。
性格は、周囲に決めてもらうものじゃない。
当時、池田先生は84歳です。
この年齢でもなお、青少年の流行語を学び続けておられます。
これが永遠の青年であり、永遠の青春です。
偉大な変革者は、必ずKYです。
牧口先生は、戦時中の空気に従わず、威風堂々と国家神道を否定されました。
実は、KYという単語は、少数派を差別する意図を含んだ、危険な単語です。
大衆が目に見えない「空気」に流されるのは、権力者にとって最も都合のいい状態です。
それは、大衆が何も考えず、マインドコントロールされやすいことを示しているからです。
また、日本の教育は、戦前から一貫して「考えない国民」を大量生産することが目的だったと言っても、過言ではないでしょう。
先の戦争で日本が壊滅的な損害を被ったのも、大本営自体「アメリカに勝てない」現実を口にするのがタブーという空気に支配されていたです。
指導者自身が、現実的な思考を放棄していたのだから、敗戦は当然の帰結でしょう。
世界で尊敬されるのは、信念を貫く人物であり、決して空気を読んでうまく立ち回る人間ではありません。
青少年は、空気を読むのではなく、「空気を創る」人間を目指すべきなのです。