法華経の智慧より
仏法は生命の全体を対象にした総合知であり、科学は生命の「仮有」の面を対象にした「仏法の一部」とさえ言えるのではないだろうか。
ゆえに両者は、対立するものでは絶対にない。
一切世間の善論は皆これ仏法なのです。
戸田先生は「科学が進めば進むほど、仏法の正しさが証明されるようになる」と、よく言われていた。
下等な宗教は科学と衝突しますが、仏法は次元が違います。
如実知見(真実をありのままに受け入れること)は仏法の基本であり、科学と全く同じ立場をとっています。むしろ、元祖は仏法です。
したがって、現代科学は全て仏法の応用成果といっても、過言ではないのです。
戸田先生はよく「医者で治る病気は医者に行きなさい」と指導されていましたが、それは医学も仏法の一分だからです。
治療を放棄し、題目だけでガンを治そうというのは、すでに仏法ではありません。非科学的なオカルトです。
「摩訶止観」には当時の東洋医学や気功が詳しく解説されています。もともと仏法と医学は一体だったのです。
もっとも、科学はあくまで仏法からみれば枝葉であり、それだけで人類の幸福が実現できると考えるのは間違いです。
核ミサイルを生んだのも、科学の力です。
仏法が根底にあってこそ、科学文明も正しく繁栄することができるのです。